会長挨拶

令和5年6月吉日

ホームページをご覧のみなさま

長崎県土地家屋調査士会
会長  山口 賢一

ご 挨 拶

会長 山口賢一
 この度は、長崎県土地家屋調査士会のホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

第1 はじめに
 長崎県土地家屋調査士会は、長崎地方法務局の管轄内に事務所を置く、土地家屋調査士で構成される組織です。土地家屋調査士は、不動産(土地・建物)の調査・測量を行い、所有者に代わって登記所に「表示に関する登記の申請手続」を行うことを主な業務としています。当ホームページ内に、土地家屋調査士の業務内容の概要についてお示ししておりますので、参考になさってください。
 また、「支部案内・会員名簿」では、長崎県内9支部ごとに所属会員の情報を公開しておりますので、不動産の表示登記に関することでご相談されたい方は、お気軽に最寄りの土地家屋調査士へお問い合せください。

第2 大規模災害における復興支援協定
 雲仙普賢岳の噴火災害も、本年6月で32年を迎えました。いかなる自然災害も避けることができないものです。当会では、長崎県との大規模災害における復興支援協定(平成25年)を皮切りに、長崎市、諫早市、大村市、島原市、雲仙市の各自治体と同協定を締結いたしました。防災訓練等にも積極的に参加しており、災害時の対応について意識を共有しています。

第3 所有者不明土地等の社会問題への対応
 社会問題となっている「所有者不明土地問題」に関しては、令和元年より長崎地方法務局内で所有者等探索委員として、多くの土地家屋調査士が活躍しています。また、「空き家問題」に関しましても、島原市、新上五島町、佐世保市との自治体とは、空き家等対策に関する協定を締結しており、その他、県内多くの自治体で当会会員が空家対策協議会等のメンバーとして活躍しています。
 本年4月に始まりました「所有者不明土地管理制度」と「管理不全土地管理制度」につきましても、養成講座を実施し、長崎地方裁判所からの財産管理人推薦依頼に速やかに応えられるよう体制を整えています。

第4 業務継承と社会貢献
 私たちが関わっている不動産登記制度や土地や建物の測量、相隣関係における専門家の介在といったものは社会生活に欠かすことができません。そのため、土地家屋調査士の業務を次世代へ継承すべく、小中高生を対象とした出前授業を行っております。これからも継続して行い、広報活動とともに地域への社会貢献を目的として活動してまいります。

第5 境界問題相談センターながさき
 最後に、当会では土地の境界でお悩みの方のために、土地家屋調査士の専門職能を生かし社会に貢献するため、平成22年2月に長崎県弁護士会と協働で、「境界問題相談センターながさき」を立ち上げました。全国的にも稀な全会員参加型の境界紛争相談や調停に対応しておりますので、ご利用くださいますようお願いいたします。